#05 旅に出たくなる本
「美しいものを見に行くツアーひとり参加」
益田 ミリ
40代の著者益田ミリさんが綴った一人旅のエッセイ。
海外に一人で行ってみたいけど不安だし、ツアーにしたらポツンと一人で寂しくなりそう・・・と思っていたけれど、この本を読んだらそんな不安は吹き飛びました!
ツアー客の方と仲良くなったり、友達に気を使わずに自分の行きたいところに行って食べたいものを食べる贅沢な旅。
旅行中にうまくいかなくて悲しくなることがあっても、誰かが助けてくれたり落ち込んだままだったり(笑)。
リアルな著者の心の動きに共感できるし、勇気をもらえる作品です。
挿絵のイラストもゆるくてとってもかわいいし、短い章で区切られているので隙間時間を使って気軽に読めるのも良いです。
「スーツケースの半分は」近藤 史恵
一つのスーツケースでつながる短編集です。
ちょうど旅行に行くために空港に向かっているときにふらっと立ち寄った本屋さんでこの本と出会いました。
特に印象に残った章は、夫の心配を振り切ってニューヨークに一人で旅行に行く専業主婦の真美の話。
ニューヨークでミュージカルを見るという夢を叶えられないまま29歳になった真美は、青いスーツケースに背中を押されて旅行を決心するのです。
幼い頃からの夢や学生時代にやりたかったこと。やろうと思えばきっと今すぐにでもできることって案外多いんじゃないかと思いました。
でもそれはきっとタイミングが必要で、真美にとってニューヨークに一人で行くことはきっとこのときが一番良かったんです。
大人になった真美だからこそ見える景色があるのかな、なんて思ったりしました。
「マリメッコのデザイナーの暮らし」
ジュウ・ドゥ・ポゥム
これを読んだあと、すぐにフィンランドに行きたい衝動にかられました。
とってもかわいいマリメッコのデザインがたくさん。マリメッコの雑貨やファブリックに囲まれた暮らしを想像してしまいます。
そしてマリメッコの本社があるフィンランドに行きたい!本社の社員食堂「maritori」では、マリメッコの食器でランチが食べられるそう。
アウトレットショップも併設されている最高な場所。ここでマリメッコ雑貨を買い占めたい!
こちらのサイトに行き方などが詳しく載っていました。
たびこふれ|フィンランド・マリメッコ本社の社員食堂「maritori」へ行ってきました!❐
写真つきでわかりやすいから、これならはじめてでも安心です。
日本にも売ってはいるけれど、値段が高くて簡単には買えませんよね。だからこそ、アウトレットで、しかも旅行中の財布のひもがゆるゆるの時に買いたいのです。